第37期王位戦 |
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王位戦7番勝負
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
羽生善治王座 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ |
深浦康一五段 | ● | ● | ○ | ● | ● |
羽生先勝! 深浦の5五竜中飛車及ばず!
先手:深浦、後手:羽生 で始まった第一局は、深浦の▲9六歩から幕開け!
その後△3四歩▲5六歩△8四歩と進み、深浦は9七角型の中飛車を選ぶ。
お〜、こ、こ、これはあの懐かしのマンガ5五龍中飛車ではないか!(@.@)
(興味のある人は修羅しゅら日記7/11を見てください)
初手9六歩は、タイトル戦史上はじめての型破りの一手!
羽生新手が決まり連勝! 深浦あと一手届かず!
羽生の誘導した角換わりは、深浦が棒銀に構え、29手目まで棋聖戦第2局(先手三浦)とそっくり同じ進行に。
急戦の激しい将棋となったが、深浦の5七飛成りに対し、羽生は新手5八飛を繰り出す。
封じ手のあたりでは羽生優勢。
華々しい空中戦、深浦冷静! きわどく残し、一勝を返す
立会人・内藤国雄九段の見守るなか、羽生の作戦は内藤流空中戦法3三角!
対する深浦は、新手3九金型の布陣で迎え撃つ。
羽生が序盤から長考を繰り返し、深浦指しやすし。
出た終盤の逆転劇! 深浦、緩手で足元を救われる
羽生のひねり飛車からはじまった第4局は、序盤から深浦が自然な指し回しをみせ、
羽生の攻撃をしっかりと受け止める。
地元九州での一戦とあって、深浦の気合は十分。
局面は早くも深浦優勢!
封じ手前、わずか二十分間に両者の指し手が3手もすすみ、結局封じたのは深浦。
ここまでの王位戦では、封じ手をした側が、必ず負けている。
深浦の居飛穴に、羽生の速攻決まる!
四間飛車で羽生が王位防衛!
立会人に小林健二八段、羽生が取った戦法は四間飛車とあって、
このあたりはファンサービスの意味もあるのだろうか。
深浦は居飛車穴熊で対抗するも、羽生は8五桂ハネから、
一気に深浦の玉頭に襲いかかる。
早くも駒が華々しくぶつかりあい、中盤の難所へ!
深浦は133分の大長考の末に、封じた。
第37期王位戦リーグ
紅 組
順位 | 棋士名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 | 郷田真隆六段 | ○ 島 | ○ 村山 | ● 深浦 | ○ 神崎 | ● 高橋 |
2 | 高橋道雄九段 | ○ 神崎 | ● 深浦 | ○ 島 | ● 村山 | ○ 郷田 |
3 | 島 朗八段 | ● 郷田 | ● 神崎 | ● 高橋 | ○ 深浦 | ○ 村山 |
3 | 村山 聖八段 | ● 深浦 | ● 郷田 | ● 神崎 | ○ 高橋 | ● 島 |
3 | 神崎健二六段 | ● 高橋 | ○ 島 | ○ 村山 | ● 郷田 | ● 深浦 |
3 | 深浦康一五段 | ○ 村山 | ○ 高橋 | ○ 郷田 | ● 島 | ○ 神崎 |
紅組優勝は深浦康一五段!
白 組
順位 | 棋士名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 | 谷川浩司九段 | ○ 行方 | ● 森下 | ● 丸山 | ○ 阿倍 | ● 佐藤 |
2 | 佐藤康光八段 | ● 丸山 | ○ 阿倍 | ○ 森下 | ● 行方 | ○ 谷川 |
3 | 森下 卓八段 | ● 阿倍 | ○ 谷川 | ● 佐藤 | ● 丸山 | ● 行方 |
3 | 丸山忠久六段 | ○ 佐藤 | ○ 行方 | ○ 谷川 | ○ 森下 | ● 阿倍 |
3 | 阿倍 隆六段 | ○ 森下 | ● 佐藤 | ● 行方 | ● 谷川 | ○ 丸山 |
3 | 行方尚史五段 | ● 谷川 | ● 丸山 | ○ 阿倍 | ○ 佐藤 | ○ 森下 |
白組優勝は丸山忠久六段!
第37期王位戦 挑戦者決定戦
深浦康一五段 ○ 対 ● 丸山忠久六段
挑戦者は深浦康一五段に決定!