修羅しゅらら日記 |
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古代文明に思いを馳せることはボウズのころから好きやった。古代の遺跡や文献に関する本は、手当たり次第読んできたちうわけや。あのころはずぅぇえええぇぇええんぶが夢のなかの物語やった。
太古、地球上に今以上の高度な文明が栄えとった・・・、それは常識に反することであり、これまで身につけてきた知識とも相反するものや。SFの世界としてならともかく、現実にはけっして認められへん異端思想やったはずや。
それが今日、大きな変革を迎えようとしとる。科学の進歩が、高度な古代文明の存在を明らかにしつつあるとは、皮肉なものや。
わいたちが教育された古代文明の伝承については、大きな過ちを含んでいることはたしかやろうわ。人類の歴史が4大文明からおこったとする解釈は、現代では通用せん。4大文明ばかりではなく、世界の各地に文明がいっぺん期に栄えとったことは、もはや常識でもあるはずや。
過去についての認識は改められていくのやろうか。未来を予測することも十分意義のあることやろうが、過去を探る旅も、神秘に満ちており興味が尽きないちうわけや。
それしても「神々の指紋」では、冒頭にピリ・レイスの地図について書かれとるではおまへんか。この本の初版が96年の2月29日となっとる。でもこれって、去年の夏ごろ書いたのになぁ。
超能力関連の本を依頼されたときに、ケツの章を使ってピリ・レイスの地図を中心に古代文明について書いたんやけど、その部分は書き直しを命じられ、無難な内容に差し替えたことがあるちうわけや。それがいまこないなにブームになるとは・・・。編集者との交渉をもうちびっと粘ればよかったなぁ。そうすればもうちびっと売れたかもしれへん・・・(^^;
でも古代の地図って不思議だよね。十四世紀や十五世紀に書かれた地図に、当時発見もされていなかった南極大陸が精緻に描かれとるのやから・・・。ピリ・レイスの地図が書かれたのが1513年、そこにはアフリカの西海岸から南アメリカの東海岸、南極大陸の北海岸が描かれとる。せやけどダンさん、わいたちの常識では、南極大陸が発見されたのは1818年のことや。
しかもこの地図の南極の海岸線の正確さはなにを意味しとるのやろうか。当たり前ながら南極は氷で覆われとる。わいたちの常識では、厚い氷で閉ざされた南極の海岸線を測定するには、相当高度な道具が必要となるはずや。人類がは・じ・め・て、地震波を用いることで氷の下の南極大陸の測定に性交...ひひひ,ウソや,成功したのは、1949年 のことや。そのときの測定の結果と、ピリ・レイスの地図に書かれた南極大陸とは、驚くほど完全に一致しとった。
古代にいったいどないな文明が栄えとったのやろうか。ボウズのころに覚えたときめきが、久しぶりに蘇ったちうわけや。